JR福知山線で起きた、あの大惨事から一年。
その日、起こった事を、書いておきます。
文章が下手なので、お含みください。
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私は、げんぶ堂芦屋店に向かって、車を走らせていた。
製造されてから14年目に入る古い車。
高速道路を走っている時に、エンジンが咳き込みはじめた。
トンネルの多い舞鶴道。「もしも」の事を考えて怖くなり、
春日で舞鶴道をおりる。
しばらく走ると、エンジンは完全に止まってしまい、
道端の空きスペースに車をなんとか止めて、車を置いて柏原駅まで
徒歩で行き、なんとかJR福知山線に乗ることが出来た。
もうすぐ尼崎というところで、
「ここであの惨事が起きたのだ」と、意識して左側の車窓をながめていた。
なんと、現場は直前の駅から出てからすぐそこだったので、あの時、電車はいかに
スピードを出して脱線転覆事故を起こしていたのかを容易に想像出来た。
そして、すぐに尼崎駅に到着。
どれほどの事がここで起きたのか、現場を少しだけ通っただけなのに、
ものすごい恐怖にかられる。
それから、電車が左右に揺れるたび、襲ってくる恐怖。
事故に遭われた方々の事をただ想像しているだけなのに、この恐怖は何だ。
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私は、その日、そこを通るはずではなかった。車が故障しなければ通らなかった。
まるであの世から誰かが「この恐怖を知ってください」と、誘ったのではないか
とさえ思えてくる。あの惨事を私達は決して忘れてはいけない。
合掌