おかきを焼くのに、当然ながら燃料が要ります。
げんぶ堂の場合、現在LPガスを使っています。
使う燃料によって、おかきの焼き具合が変化するのですが、
それを解りやすく書いてみますと・・・・
炭・・・遠赤外線のため、カリッと焼き上がる。燃焼ガスに水分が無い。
燃焼のコントロールが非常に難しく、コストが高い。
電熱線・・・炭に近い焼き上がり。燃焼ガスが全く無い。
使用電気量が大きいので、コストが高い。火力発電所から
電気を買ったとして、その電気を作るのに排出する二酸化炭素が換算すると多い。
LPガス・・・遠赤外線を出すバーナーを使うと、カリッと焼き上がるが、
炭や電気に及ばない。燃焼ガスに水分が含まれるので、
やや柔らかく焼き上がる傾向。
天然ガス(メタン)・・・遠赤外線を出すバーナーが使えるが、燃焼ガスに
かなり水分が多く、カリッと焼くのが難しい。
LPガスよりも、今現在コストが安く、排出する二酸化炭素が少ない。
会社により、これらの使い分けも行われているようです。
これから、燃料の研究もおおいにしなければならないでしょうね。
こちらとしては、理想は炭なんですが、ただでさえ高価なおかきが、もっと
高価になってしまいます・・・。本当は、自分たちで山を持って、そこの木を切って
炭を作り、残った灰を肥料に戻してやり、循環型で持続可能なシステムを
作りたいところですが・・・・なんとかならないものか考えているところです。